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日本での仕事探し:注意するべき「よくある間違い」

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外国人が日本で仕事探しをするときに、文化の違いで困ってしまうことも多いでしょう。

この記事では、外国人が注意するべき「よくある間違い」について紹介します。

日本で仕事探しをするときのポイントを理解して、就職活動を乗り切りましょう!

外国人が日本で就職する際の「よくある間違い」

よくある間違い(1)日本語が上手なら仕事探しがうまくいく

日本語が上手に話せることは就職活動でとても大切なことです。
しかし、採用担当者はそれだけを見ているわけではありません。

以下のようなスキルがあるかどうかも、採用担当者は見ています。

  • 敬語や丁寧な言葉を適切に使うことができる
  • ビジネスマナーを守る
  • 周りの人に対して、思いやりがある
  • 分からないことがあるときは、質問をする
  • 協調性があって、チームワークができる

もちろん、職種や在留資格によっては、日本語でのコミュニケーション力だけではなく、スキルや経験も必要です。

よくある間違い(2)母国の文化と日本の文化が同じ

外国人は、母国の文化と日本の文化が同じだと思っている人もいるようです。
しかし実際は、日本にしかない働き方や職場の文化があります。
例えば、上下関係やチームワークが大切にされること。

面接で日本の文化に合わないような経験について話してしまうことがあります。
そうならないよう、就職活動をする前に文化の違いについてもよく理解しておきましょう。

📎 日本での職場適応:文化の違いを理解する

日本だけではなくどの国であっても、職場の文化に適応していくには、文化の違いを理解することが大切です。

よくある間違い(3)履歴書や面接は重要じゃない

海外では履歴書やカバーレター、面接だけでなく、実演習や実務テストなどのいろいろな採用試験があります。
日本の就職活動では、応募書類(履歴書と職務経歴書)と面接が重要です。
 
採用担当者にとって、履歴書と職務経歴書は、あなたの経験とスキルを知るためのものです。
そのため、しっかり経験とスキルをアピールできるものを作成しましょう。
 
面接は、会社と応募者(あなた)がお互いのことをよく知ることができる機会だと考えられています。
採用担当者は職務経歴書を確認しながら、あなたのことをさらに知ろうと質問をします。
そして、応募者がその会社の価値観や文化に合っているかどうかを判断するのです。
 
このように日本では応募書類と面接が重要なので、しっかりと準備をしましょう。
📎 日本でお仕事探し: 履歴書と職務経歴書の書き方

 
よくある間違い(4)在留資格があればどんな仕事にも就ける

「在留資格を持っていれば、日本でどんな仕事にも就ける」
というのもよくある間違いの1つです。
 
日本で仕事をするときは、在留資格によってはできる仕事に制限があります。
転職したい仕事が、いまの在留資格ではできない仕事なら、在留資格を切り替えないと働くことができません。
 
もし分からないことや不安な点がある場合は、出入国管理局の相談窓口に問い合わせてみましょう。

就職活動を成功させるためには調査と準備が大事!

日本の求人市場を知ろう

いろいろな職種で外国人が活躍しています。
語学力や経験を活かせる職種を紹介します。
 
【語学力と経験を活かす】
語学教師、通訳、翻訳、貿易、接客(ホテルスタッフや飲食)など 
 
語学力を活かした仕事がしたいが、まだ通訳・翻訳レベルじゃないという方でも、海外営業事務や販売、スタッフサポートなどの仕事を見つけることができます。

【専門知識と経験を活かす】
 ITエンジニア、機械技術、医療、金融、コンサルティング、マーケティング など


さまざまな「求人サイト」を使おう

日本では求人サイトを使って新しい仕事を探す人が多いです。そのため、たくさんの求人サイトがあります。
いろいろな職種の求人情報があるサイトや、専門職の求人サイト、さらに地域限定の求人サイトもあります。
 
JOB JOURNEYは、日本で働きたい方向けの求人サイトです。
在留資格や希望の職種から求人を検索できます。
🔎求人を検索する


会社が何を求めているかを考える

応募する会社や面接に行く会社のビジネスの内容をしっかり調べましょう。
さらに、「企業理念」と呼ばれる会社の価値観を調べてみましょう。
日本の会社はそれぞれ、ビジネスの目的や会社としての考え方を大切にしています。
ほとんどの会社ではWebサイトに掲載しています。
 
これらの情報から、会社が応募者に何を求めているのかを考えましょう。
それは求人情報やWebサイトにも掲載されていることがあります。チェックしてみましょう。
 
これらを理解して、履歴書や面接では自分がどのようにその会社に合っているかを伝えることが大切です。
自分の魅力が最大限に伝わるよう、しっかりと調査と準備をしましょう。

まとめ

日本で仕事を探すときのよくある間違い:

  1. 日本語が上手なら仕事探しがうまくいく
  2. 母国の文化と日本の文化が同じ
  3. 履歴書や面接は重要じゃない
  4. 在留資格があればどんな仕事にも就ける

 
このような間違いを理解すれば、就職活動も乗り切ることができます。
 
また、日本の就職活動では事前にしっかり準備をすることも大切です。
紹介したよくある間違いとあわせて、覚えておきましょう。
 
日本語を学び続けることや最新の求人情報を把握することも忘れずに。
日本でのキャリアを築くために頑張ってください!


よくある質問 (FAQ)

Q.日本での就職に日本語は必要ですか?
A.日本で就職をするときは、ある程度の日本語でのコミュニケーション力が必要です。
業界によっては英語を話す人材の方が活躍の場が多い場合もあります。しかし、多くの会社では、日本語でコミュニケーションができる人を求めています。
仕事の選択肢を広げるためにも、日本語を学び続けることをおすすめします。


Q.履歴書はどのように書けばよいですか?
A.日本では就職活動で「履歴書」と呼ばれる書式が一般的に使用されます。
履歴書には個人情報、学歴、職歴、その他の仕事に関わることが記載されています。

📎 日本でお仕事探し: 履歴書と職務経歴書の書き方


Q.日本の面接では、経験について話せたらいいですか?
A.いいえ、面接ではあなたの経験以外についての質問もあります。
 
[例]

  • あなたの長所と短所
  • その企業に興味を持った理由
  • どうして日本で働きたい、または働き続けたいか
  • 何年くらい日本語を勉強しているか など

 
このような質問への答え方も準備して、自信を持って面接に挑みましょう。

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