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日本の食品ラベルの読み方:外国人が知るべきポイント

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日本で売られている食品には、ラベルや箱にさまざまな情報が書かれています。
この記事では、日本で暮らす外国人の方へ日本の食品ラベルの読み方について紹介します。

食品ラベルで使われる言葉

名称(めいしょう)

商品の名前です。

原材料名 (げんざいりょうめい)

食品に使われている材料です。多いものから順番に書いています。
ここには、食べ物や調味料、添加物が書いています。知らない言葉があれば、一つひとつ調べてみましょう。

内容量 (ないようりょう)

どれくらいの量が入っているかが書いています。(例:60g)

賞味期限 ・消費期限

食品には賞味期限か消費期限のどちらかが書いています。
 
・賞味期限(しょうみきげん)
おいしく食べられる期限です。
 
・消費期限(しょうひきげん)
安全に食べられる期限です。期限を過ぎたら食べない方が良いです。

保存方法 (ほぞんほうほう)

その食品をどう保存するかが書いています。
 
[例]
・直射日光を避ける
食品を日の光から守ってください
 
・開封後はお早めに
食品を開けた後は、早く使い切ってください
 
・常温で保存してください
冷蔵庫に入れないでください

栄養成分 (えいようせいぶん)

食品の栄養について書いています。
熱量(カロリー)、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量(ナトリウム)がどれだけ含まれているか書いています。

アレルゲン特定原材料等 (アレルゲンとくていげんざいりょうなど)

アレルギーを引き起こすかもしれない食品が入っているかどうかが書いています。
 
表示しないといといけないアレルゲン:
えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生
 
国によって表示されるアレルゲンは違います。


くわしく調べる:
消費者庁 日本の食品表示制度 訪日外国人の皆様へ
日本語英語中国語韓国語(2ページと4ページ)

出典:消費者庁 食品の期限表示(PDF)消費者庁 「知っておきたい食品の表示」(令和6年4月版)

食品を選ぶときに気になること

カロリーはどこに書いているの?

カロリーは、「栄養成分表示」のエネルギーに書いています。(例:130Kcal)

添加物はどこに書いているの?

添加物は3つの書き方があります。
 
1. 原材料名と違う項目に分けて書いている

[例]

原材料名

いちご、砂糖

添加物

ゲル化剤(ペクチン)、酸化防止剤(ビタミンC)

 2. 原材料名の中に改行して書いている

[例]

原材料名

いちご、砂糖
ゲル化剤(ペクチン)、酸化防止剤(ビタミンC)

この場合は2行目が添加物です

3. 原材料名の中に”/”で区切って書いている

[例]

原材料名
いちご、砂糖 /ゲル化剤(ペクチン)、酸化防止剤(ビタミンC)

この場合は、/の右側が添加物です

出典引用:消費者庁:知っておきたい食品の表示(令和6年4月版)P8

食物アレルギーがあるので、食品の中に何が入っているか調べたい

「原材料名」と「アレルゲン特定材料等」を確認しましょう。
国によって表示されるアレルゲンは違うので、注意してくださいね。


▼英語・中国語・韓国語で書かれた資料を読む

消費者庁:日本の食品表示制度 訪日外国人の皆様へ
日本語英語中国語韓国語(2ページと4ページ)

資料のなかには、外食するときに便利なシートがあります。
あなたがアレルギーを持っている食品にチェックを入れて、それをお店の人に見せると、お店の人はあなたが何のアレルギーがあるかがわかります。

まとめ

日本で売られている食品のラベルには、いろいろな大事な情報が書いてあります。
何が入っているか、いつまで食べられるか、どんな栄養があるかなど、これらの情報は食品を選ぶときに役に立ちます。
特に食べ物のアレルギーがある方、食べ物に制限がある方は、ラベルに使われる言葉や食べ物の名前を覚えておくと良いでしょう。

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