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外国人が知っておくべき防災

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日本は、地震や台風などの自然災害がよく起こる国です。
この記事は、外国人が知っておくべき防災と、もし災害が起こったときにするべきことを説明します。

情報を集める方法

日本では、地震など自然災害が起きた時に、国や自治体からの情報をスマートフォンで受け取れます。
 
避難情報も受け取れるので、必ず設定しましょう。
iOS:iPhone で日本の緊急速報を設定する - Apple サポート (日本)
android:地震速報を Android スマホで受け取るには? 設定方法や通知のカスタマイズを紹介
 
さらに、内閣府のWebサイトで、災害時に役立つアプリやウェブサイトの情報がまとめられています。
英語や中国語などさまざまな言葉で書かれているので、確認してみてください。
 
災害時に便利なアプリとWebサイト
対応言語:日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語・スペイン語・ポルトガル語・ベトナム語・タイ語・インドネシア語・タガログ語・ネパール語・クメール語・ビルマ語・モンゴル語(2024年5月時点)

自然災害が起きたときの行動について

地震が起きたら

大きな揺れを感じたらすぐに、机やテーブルの下に入って、頭を守りましょう。
揺れが止まったら、安全を確認して外に出ましょう。
 
もし、会社やお店、学校にいるときは、周りの指示に従いましょう。

津波警報が出たら

海や川の近くに住んでいる場合は、地震が起きた後に津波の警報が出ていないかテレビやインターネットで確認しましょう。
津波の警報が出たら、すぐに近所の高い場所や津波避難ビルへ行きましょう。
避難後は、避難場所にいる人の指示に従いましょう。

台風が来たら

台風のときは、家の窓をしっかり閉めて、外の物は家の中に入れましょう。
外に出ないで、家の中で過ごしましょう。
 
台風が来るかどうかは数日前からニュースになることが多いです。
台風の日に、買い物に行かなくていいように、事前に水や食べ物を買っておくと安全です。
 
もし大型の台風が来て、自治体から避難指示が出た場合は、近くの避難所へ行きましょう。

大雨が降ったら

最近、大雨は他の自然災害よりも多く起こります。
特に川や山の近くに住んでいる人は注意しましょう。
洪水や土砂崩れの危険もあるので、自治体の避難指示に従いましょう。
 
どの災害が起きたときでも、あわてないで落ち着いて行動することが大切です。
出典:総務省消防庁 データベース NHK 台風がくる

警戒レベルについて

警戒レベルは、災害の時にどれくらい危ないかを示すものです。
どのレベルでどう行動するかを知っておくといいです。

警戒レベル1:災害への心構えを高める(雨や川の情報をテレビやインターネットで調べ ます。)


警戒レベル2:避難に備えて、避難行動を確認(自分のいる場所が危ない場所か、危ない 場合はどこにどうやって逃げるか調べます。)


警戒レベル3:危険な場所から高齢者等は避難(お年寄りや子ども、逃げるのに時間がかかる人などは逃げます。)


警戒レベル4:危険な場所から全員避難(みんな、危険な場所から安全な場所に逃げます。)


警戒レベル5:命を守るためのできる限りの行動をとる(災害が既に起こっているか、差 し迫った状態です。大切な命を守ってください!)
 
引用:出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック第10章」P113

避難について

避難計画を考えましょう

避難計画とは、災害が起きたときに、安全に避難するために計画することです。
計画することで、あなたや家族が安全に避難できる準備ができます。
 
[計画の流れ]
 
1.避難場所を知る
あなたの家や仕事の近くの避難場所を調べておきましょう。市や町のウェブサイトで確認できます。

2.避難する道を決める
避難場所へ行くための道を何通りか考えておきましょう。実際にその道を歩いてみるといいです。
 
3.家族と連絡する方法を決める
災害のときには、電話がつながりにくくなることがあります。
家族とどうやって連絡を取り合うか話し合い、決めておきましょう。
 
4.訓練をする
この計画がうまくいくかを確かめるために、家族で避難場所まで歩いて行ってみたりして訓練をしましょう。
 
このように計画を立てておくと、落ち着いて行動することができます。

地元の防災訓練に参加しましょう

地元の防災訓練に参加すると、どこに避難所があるか、危ない場所はどこかなど、災害時に役立つことを学ぶことができます。
同じ地域に住む人と知り合える良い機会になりますよ。

防災グッズを準備しよう

避難するときのために、必要最低限のものを1つのカバンにまとめます。
非常食、水、重要書類のコピー、家族の連絡先を書いた紙、懐中電灯、予備の電池、軽いケガの手当てができるものがあればいいでしょう。
 
カバンは家の中でも持ち出しやすい場所に置いておきましょう。

まとめ

日本は自然災害が多いです。
自分と家族を守るために、日本で災害が起きたとき、どうすれば良いかを必ず覚えておきましょう。
いざという時のために、避難計画を立てることや、防災グッズを用意することを忘れないでくださいね!

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