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CADオペレーターとして外国人が働く - 必要なスキルと在留資格を解説

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設計図の作成を行うCADオペレーターは、製造・建築・デザインなど幅広い業界で必要とされています。
最近は日本で技術者の人手不足のため、製造業と建設業では外国人のCADオペレーターを雇うことに積極的な企業が増えています。
 
今回は、外国人が日本の会社でCADオペレーターとして働くスキルや必要な在留資格を紹介します。

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CADオペレーターに求められるスキル

CADソフトの操作スキル

CADオペレーターとして働くには、CADソフトの操作が必要です。
ほとんどすべてのソフトが世界中で使われています。日本の企業でも同じソフトが使用されていることもあるので、海外での経験も十分に活かせます。
 
[日本で利用されている主なソフト]

  • AutoCAD®:建築・土木・機械設計・電気設計など幅広い分野
  • SolidWorks®:機械設計・自動車・航空宇宙・製造業
  • CATIA®:自動車・航空宇宙・製造業・エレクトロニクス
  • Revit®:建築・建設・土木・インテリアデザイン
  • ArchiCAD®:建築、インテリアデザイン、都市計画

 CADを使用する求人には、使用するソフトの名前が書かれています。
また面接のときにも企業から必要なソフトについての説明があるでしょう。

日本語でのコミュニケーション力

CADオペレーターは、設計者やデザイナーの指示に従って図面の作成や修正、調整などを行います。
そのため、指示を聞いたり確認できたりする程度の日本語力が必須です。
図面を見ながら説明を受けることが多いので、すぐに理解できなくても大丈夫です。仕事をしながら覚えていきましょう。
 
職場に同じ出身国の社員がいる場合もありますが、そのような会社はまだ少ないので、日本語能力が高いほど有利です。

CADオペレーターに資格は必要?

日本でCADオペレーターとして働く場合、特別な資格は必要ありません。
しかし、日本では「CAD利用技術者試験」など、CADのスキルを証明できる資格があります。
スキルの証明になるので、時間に余裕があるなら挑戦してみてもいいでしょう。

外国人がCADオペレーターとして働くために必要な在留資格


 外国人が日本で働くためには、働ける在留資格が必要です。
永住者・日本人の配偶者・永住者の配偶者・定住者の配偶者のような「身分に基づく在留資格」は、職業に制限がありません。
CADオペレーターとして働くには、「技術・人文知識・国際業務」が必要です。

技術・人文知識・国際業務

「技術・人文知識・国際業務」とは、高度な技術と専門知識や、感受性が必要な業務ができる在留資格です。エンジニアや通訳、デザイナー、マーケティングなどの専門的な仕事で働く場合に、必要です。
 
在留資格「技術・人文知識・国際業務」を取得できれば、理学、工学その他の自然科学の分野で専門職として働けます。
 
[在留資格の取得条件]

  • 日本、もしくは海外の大学・大学院・短期大学の卒業資格
  • 日本の専門学校の卒業資格が必要
  • 学歴の条件を満たせない場合は、3~10年の実務経験が必要

 
卒業した学校は、仕事に関連する知識や技術を身に付けられる専門分野じゃないといけません。(例:CADオペレーターとして製造業で働くなら機械工学、建設業なら土木工学)
さらに外国の大学や大学院の場合は「日本の大学卒業に相当する」という証明書が必要です。海外の専門学校は学歴として認められないので注意してください。

出典:出入国在留管理庁「在留資格「技術・人文知識・国際業務」」

外国人がCADオペレーターとして働く際の注意点

「技術・人文知識・国際業務」の在留資格で働く場合、単純作業を主な業務として行うことはできません。単純作業とは、以下のような仕事が挙げられます。

  • ファイリング
  • 電話対応
  • パソコンでの入力業務

 主な業務をしながら、ファイリングや電話対応をするならば問題ありません。また、在留資格で認められていない仕事もできないので、注意しましょう。

外国人がCADオペレーターの求人を探す方法

  • 求人サイトを利用する
  • FacebookやLinkedInなどSNSで探す
  • 企業や翻訳エージェントのWebサイトを確認する
  • IT向けの相談会・ジョブフェアに参加する

 日本では、求人サイトを使うことが一般的です。
求人サイトの中には、外国人向けに多言語対応しているサイトもあります。
職種や勤務地で求人を探して応募ができるので、よりあなたの希望条件に合う求人を探すことができます。
 
働きたい企業があるなら、企業のWebサイトを見てみるのも良いでしょう。「採用情報」と書いているページに、募集情報が載っています。

最後に

CADオペレーターは、CADソフトの知識・経験があれば、日本語はビジネスレベルでなくても良い求人が多いです。日本の企業でも同じソフトが使用されていることもあるので、海外での経験も十分に活かせます。
また、海外進出を進めている会社や、外国の企業が取引先の会社ならば、語学力を活かせる可能性もあるでしょう。
 
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