catch-img

外国人が住みやすい街はどこ?人が多い地域とその理由を紹介

🔗You can read this article in English here

日本は南北に長い島国で、地域によってさまざまな特徴があります。
知名度が高い東京や大阪以外にも日本にはたくさんの大きな都市があります。
 
この記事では、外国人が住みやすい日本の地域の特徴を紹介します。

外国人が住みやすい地域の特徴

外国人の住民が多い

外国人が多く住んでいる地域は、日本語や日本の生活に慣れていない人でも住みやすいです。
例えば、役所の窓口が英語や中国語などさまざまな言葉に対応しているので、手続きでわからないことを母国語で相談できます。
母国が同じ人が多いと、頼れる人もできてより安心して生活できるかもしれません。
 
外国人の住民が多い地域には、母国の食材を扱うお店やレストランがあります。日本の食事が苦手な人には欠かせないポイントでしょう。

自治体が外国人の移住に前向き

最近は、外国人の移住を積極的に受け入れている自治体も増えています。
外国人留学生のためのジョブフェアや、外国人の就職支援に力を入れている自治体があります。そのような地域なら、仕事も見つかりやすくなるでしょう。

たくさんの外国人が働いている企業がある

外国人が多く働いている企業があると、地域内に住む外国人の人数も多いです。
 
職場の近くに住んでいると、通勤が楽になり、より生活がしやすくなります。
会社によっては、会社の寮や家賃補助があるので、できるだけ生活費を節約したい場合は、寮がある会社で働くのもいいでしょう。
 
🔎寮や住宅補助がある求人を探す


外国人が多く住んでいる都道府県 TOP3

日本で外国人が多く住んでいる都道府県は、東京都・愛知県・大阪府です。

  • 東京都
    日本の政治と経済の中心地で、たくさんの企業の本社があります
  • 愛知県
    日本を代表する自動車メーカーやその関連企業があります
  • 大阪府
    西日本で最も大きな都市で、東京と愛知と同様に会社が多いです

また、この3都市は「日本在住外国人が選ぶ!住みたい都道府県ランキング」で上位10位に入っています。

東京


東京は日本の政治と経済の中心地で、世界でも知名度が高い都市です。
東京には日本に住んでいる在留外国人の約20%を占める、62万人が住んでいます。
さまざまな出身地の人が住んでいますが、その中でも中国や韓国、ベトナムなどアジア出身の人が多いです。
東京は企業が多いので、その分求人も豊富です。外資系の企業の日本支社も多いので、グローバル企業で働けるチャンスもあるかもしれません。
 
その一方で、家賃が高いです。家賃を抑えるために、東京の郊外や隣の県に住む人が多いです。最近では、シェアハウスを利用する人も増えているそうです。

🔗 東京について別の記事を読む
 
出典:
東京都「東京都統計 令和5年度
出入国在留管理庁「令和5年6月末現在における在留外国人数について


愛知県


愛知県には、約30万人の外国人が生活しています。
日本を代表する自動車メーカーの本社があり、自動車関連の会社も数多くある工業都市です。昔から外国人を積極的に雇用する会社も多く、定住している人も多いのが特徴です。
 
また、愛知県は名古屋(なごや)という大きな都市があります。東海道新幹線が名古屋駅に停まります。新幹線を使えば、京都駅や大阪駅まで1時間以内、東京まで約2時間で行けます。
 
出典:出入国在留管理庁「令和5年6月末現在における在留外国人数について

大阪府


大阪府は西日本で最も大きな都市です。大阪府には約29万人の外国人が住んでいます。
昔から韓国人が多く住んでいる地域があります。日本に暮らして3世代目、4世代目の方々も多いです。
東京と愛知と同じく企業の数も多いので、求人が多いです。観光地としても人気なので、ホテルなど接客の求人も多いです。
 
出典:厚生労働省「令和5年6月末現在における在留外国人数について

外国人が日本で暮らしていくためのポイント

地域のルールを守る

日本では、地域ごとにルールがあります。地域の環境をきれいに保ったり、住民同士のもめ事を防いだりするためにあります。
 
役所で転入届を出すときや、アパートに入居するときに、ルールの説明があるでしょう。
しっかりと聞いてルールを守りましょう。
また、地域によっては「町内会(ちょうないかい)」や「自治会(じちかい)」という名前の地域のコミュニティがあります。

あいさつはきちんとする

同じアパートやマンションに住んでいる人とすれ違ったら、軽く頭を下げてあいさつしましょう。「おはようございます」「こんばんは」と声を掛けるのも良いでしょう。
 
日本の生活に不慣れなときは、あいさつをするのも勇気がいるかもしれません。
しかし、あいさつはコミュニケーションの基本です。近所の人と良い関係を築くためにも、自分から挨拶してみてください。

まとめ

東京・愛知・大阪はそれぞれ約30万人以上の外国人が暮らしています。
外国人が多いので、市役所での相談窓口や病院での通訳など、多言語対応のサービスがあります。そのため、はじめて日本に住む人でも、暮らしやすいでしょう。
日本語学校や大学もたくさんあるので、留学生もたくさん住んでいます。
仕事をしたい方だけでなく、日本で勉強をしたい方にもおすすめです。
 
もちろん、外国人が住みやすい地域はたくさんあります。
自分で情報を集めて、暮らしやすい地域を探してみてもいいでしょう。

関連する記事

ページトップへ戻る