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外国人が日本で銀行口座を開設する方法

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外国人が日本に長く住む場合、銀行口座が必要になるでしょう。
日本で銀行口座を開設するときは、手続きが複雑そうなので、不安があると思います。

この記事では、外国人が日本で銀行口座を開設するときに、必要な書類や銀行の選び方などを紹介します。 

※2024年3月時点の情報で作成しています

外国人が日本で銀行口座を開設するための条件

外国人が銀行口座を開設するには、条件があります。

1.滞在期間が6ヶ月以上の「居住者」であること

日本の銀行は、「非居住者」の口座開設を行なっていません。法律で決まっています。
そのため、日本の滞在が6ヶ月未満の非居住者は、普通口座の開設ができません。

出典:金融庁監督局 外国人顧客対応にかかる留意事項 金融庁 外国人の方の預貯金口座・送金利用について 財務省 外国為替及び外国貿易法(外為法)の概要

2.在留カードを持っていること

外国人が銀行口座を開設するとき、在留カードが必要です。
在留カードは日本に3ヶ月以上滞在する外国人に交付される証明書です。

銀行口座を開設するために必要なもの

銀行によって必要な書類は違いますが、一般的には「本人確認書類」と「印鑑」が必要です。

[本人確認書類]

名前、日本での住所、生年月日が分かる書類が必要です。
在留カードを持っていきましょう。さらにパスポートがあれば安心です。

[印鑑(いんかん)]

日本では書類にサインをする時、サインと合わせて印鑑を押すことがあります。



最近では口座開設に印鑑が不要の銀行もあります。

しかし、印鑑は銀行口座を開設するとき以外にも、必要なときがあるので持っておくと便利です。ネットでもオリジナルのはんこを注文できますので、チェックしてみましょう。

その他に、学生であれば学生証、働いている方であれば社員証などの提示を求める銀行もあります。
事前に銀行のWebサイトをチェックするか、問い合わせて確認しましょう。

出典:金融庁 外国人の受入れ・共生に関する金融関連施策について

銀行によっては、口座開設のときに、口座にお金を入れる必要がある場合もあります。
口座開設をしに銀行へ行くときは、現金をいくらか持っていきましょう。

口座開設をする銀行の選び方

銀行ごとのサービスを知ろう

銀行口座を開設する前に、それぞれの銀行についてよく調べましょう。
基本的にはどの銀行でも入出金、送金、口座残高の確認ができます。

その他のサービスや機能が銀行によって違います。

インターネットバンキングやアプリが使えると、自宅や外出先から簡単に取引ができて、とても便利です。

また、海外送金ができる銀行や複数の通貨が使える銀行もあるので、自分の目的に合った銀行を見つけましょう。

手数料を確認しよう

ATMからお金を引き出すときや、振り込み・送金にも手数料がかかる場合があります。
手数料が安い銀行もあるので、手数料で比較してみるのも良いでしょう。

サポートが充実しているかどうか確認しよう

銀行のカスタマーサポートが充実していると、困ったことがあったときに安心です。
多言語のサポートがあるかどうかも確認しておきましょう。

その銀行のレビューを調べたり、周りの人に聞いてみたりすると良いでしょう。

口座開設の手続きの流れ

最近ではインターネットでも手続きができますが、銀行の窓口で手続きをする流れを説明します。

事前に来店予約をする

銀行によっては予約をせず口座開設の手続きができます。
しかし銀行は混むことが多いため、事前に予約することをおすすめします。待ち時間を短縮できます。

また、銀行の窓口は平日9:00~15:00までなのでご注意ください。

申込書の記入と必要書類を提出する

銀行で口座開設の申込書を記入します。(氏名、住所、生年月日、職業など)
申込書を記入したら、準備した必要書類を提出しましょう。

口座規約を確認する

口座開設手続きをするときは、利用規約にきちんと目を通しましょう。
利用規約には、手数料や取引限度額など、銀行や口座の種類によってそれぞれ決まりがあります。

分からないことがあれば質問をしましょう。

通帳とキャッシュカードを受け取る

手続きが完了したら、通帳はその場で受け取ることができます。
キャッシュカードは後日郵送で送られます。だいたい1週間から10日ほどで自宅に届きます。

受け取りのときは、本人確認書類が必要です。

銀行口座を管理しよう

入出金の記録を確認しよう

入出金の記録を見て、見覚えのない不正な取引がないかどうか確認することをおすすめします。
もし自分がしていない取引があれば、銀行にすぐに連絡をして、状況を確認してもらいましょう。

自動支払いの設定をしよう

水道代・ガス代・電気代など光熱費の支払いは、自動支払い(自動引き落とし・自動振り替え)の設定をすると便利です。

その設定をしておくと、指定した日に自動的に支払われます。 自分で振り込む手間が省けて、支払いを忘れることも防げます。

住所が変わったときは、変更手続きが必要

住所が変わった場合は、変更手続きが必要です。
連絡をせずに放置をしていると、口座を使えなくなることがあります。

帰国するときは銀行口座を解約する

帰国をする時は、銀行口座を解約しましょう。
解約の手続きは銀行の窓口で行えます。

利用しなくなった銀行口座(キャッシュカード・通帳・ログインIDやパスワード等)を売ったり、買ったりすることは犯罪です

もしそれらを行った場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されますので、よく覚えておきましょう。

最後に

外国人が日本で銀行口座を開設するとき、難しく感じることが多いかもしれません。

もし日本語に自信がない場合は、日本語が話せる人と一緒に銀行に行くことや翻訳アプリを使うことをおすすめします。

また、口座を開設したらきちんと管理をし、個人情報が変わったときや使わなくなるときは、必ず銀行に行って手続きを行いましょう。

\もっと詳しい情報/

金融庁「長期在留予定の外国人の方へ」 
出入国在留管理庁「外国人生活支援ポータルサイト「日常生活のルール

英語や中国語などさまざまな言語で銀行口座や送金についての情報を確認できます。



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