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季節の変わり目は体調に気を付けよう

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日本には春、夏、秋、冬の4つの季節があります。
日本では季節の変わり目には、体調を崩しやすくなると言われています。
急な気温の変化に体が疲れたり、その季節特有の影響を受けたりするからと言われています。
 
風邪だけではなく、だるさや肌トラブルのような症状が出ることもあります。
さらに、イライラしたりやる気が出なかったり、心にも影響があることもあります。

体調不良の原因と対策

季節の変わり目に体調を崩しやすくなるのには、いくつかの理由があります。

  • 天候や気圧などの自然環境の変化
    気圧が変わること、空気が乾燥することなど、天気や気温・湿度の変化
  •  植物や昆虫などの影響
    春になると花粉が空気の中に広がったり、夏から秋にかけてダニが増えたりします。アレルギー症状に悩まされる人が多いです。

 日本の季節の変わり目には気温や天気が大きく変わります。
体調を崩さないように、いくつかのことに気をつけましょう。

冬から春へ(だいたい3月から4月)

気をつける病気や症状

花粉症、寒暖差による不調

花粉症とは

植物の粉が体に入ることで、生じるアレルギーです。日本ではスギとヒノキの木の花粉が2月~4月に出ると言われています。
鼻水がたくさんでたり、目がかゆくなったりします。
症状がしんどいときは、内科や耳鼻科に行って、花粉症対策の薬を処方してもらうといいでしょう。

体調管理のポイント

  • 花粉症対策として、マスクやメガネをかけましょう。
    家に入るときは、服に花粉がついていないように払ってください。
  • 気温の差で体調を崩さないように、朝と夜は暖かい服装をしてください。

春から夏へ(だいたい5月から6月)

気をつける症状

梅雨疲れ、熱中症、食中毒、夏風邪

梅雨の間は、湿度が高く、気圧の変化も大きいです。そのため、体がだるくなったり、頭痛がしたりする人もいます。
カビやダニが増えて、アレルギー症状が出やすくなる人もいます。
 
だんだん暑くなるので、熱中症や食中毒への対策もしましょう。

体調管理のポイント

  • こまめに水分をとる
  • 疲れているときは無理をしない
  • 除湿機を使って、部屋の湿度を下げる
  • 食べ物を適切に保存し、清潔な状態で調理する

夏から秋へ(だいたい9月から10月)

気をつける症状

秋バテ、風邪、花粉症など

夏の暑さから急に涼しくなる秋には、体が温度の変化についていけず、体がだるくなったり、食欲がなくなったりすることがあります。(秋バテ)
昼と夜で気温の差があるので、風邪もひきやすくなります。体調管理に気をつけましょう。
 
さらに秋はアレルギー症状にも気を付けましょう。
日本では、秋の植物(ブタクサやススキ)の花粉症や、ダニによるアレルギー症状に悩む人もいます。

体調管理のポイント

  • 朝晩と昼の気温差があるので、上着を用意しましょう。
  • 花粉やダニによるアレルギー気をつけましょう。空気清浄機を使うといいです。

秋から冬へ(だいたい11月から12月)

気をつける病気や症状
インフルエンザ、乾燥肌、冬うつ

日本の冬は寒くて日が短いので、人によっては気分が落ち込みやすくなります。これを「冬うつ」と言います。
寒くて外に出なくなって、運動不足や人に会えずに寂しさを感じる人もいるかもしれません。
 
空気が乾燥しているので、風邪やインフルエンザもかかりやすい時期です。また肌も乾燥しやすいです。

体調管理のポイント

  • 風邪やインフルエンザ予防のために、必ず「手洗い」と「うがい」をしましょう。
  • 部屋の湿度を保つために、加湿器を使いましょう。
  • インフルエンザの予防接種を考えましょう。
  • 乾燥肌には、保湿クリームを使いましょう。

季節の変わり目でも元気に過ごすために

季節の変わり目に体調を崩さないようにするには、いくつかの対策ができます。

  • 生活リズムを整える 
    早く寝て早く起きることで、規則正しい生活を心がけましょう。
  • 食事に気をつける 
    バランスの良い食事をしましょう
  • 体を動かす 
    軽い運動やストレッチをして体をほぐしましょう。
  • リラックスする時間を作る 
    お風呂にゆっくり入ったり、好きな音楽を聴いたりして、緊張をほぐしましょう。
  • 予防接種を受ける 
    インフルエンザが心配な方は、予防接種を受けるのもいいでしょう。

地域別の四季の特徴

日本では、地域によっても天気や気温が違います。
札幌、東京、大阪、金沢、那覇の5つの場所の四季の特徴を紹介します。

札幌市(北海道)

札幌は、冬がとても寒いです。冬は雪が多く、とても寒い日もあります。
一方で、夏は涼しくて過ごしやすいです。

春(3月~5月)

平均気温は4℃から13℃くらいまで上がります。だんだん雪が溶けて、桜が咲くのは5月です。

夏(6月~8月)

平均気温は19℃から26℃くらいです。湿度も低くいので、過ごしやすいです。

秋(9月~11月)

平均気温は21℃から6℃くらいまで下がります。11月頃には雪が降り始めます。

冬(12月~2月)

とても寒く、雪がたくさん降ります。平均気温は-0.7℃から-2℃くらいです。

出典:気象庁 過去の気象データ検索 札幌(石狩地方) 2023年(月ごとの値)


東京23区(東京都)

東京では、夏は暑くて湿度が高いです。冬は寒くて、たまに雪が降りますが、雪が積もることはあまりありません。

春(3月~5月)

だんだん温かくなります。平均気温は12℃から19℃まで上がります。

夏(6月~8月)

とても暑く、平均気温は27℃から34℃ですが、7月の最高気温は37℃。雨が多く、湿度が高いです。

秋(9月~11月)

9月と10月は雨が多いです。平均気温は23℃から10℃くらいまで下がるので、気温の変化が大きいです。

冬(12月~2月)

空気が乾燥しています。この時期の平均気温は1℃から7℃くらいです。

 出典:気象庁 過去の気象データ検索 東京(東京都) 2023年(月ごとの値)


大阪市(大阪府)

大阪は海に近いので、夏は暑くて湿気が高く、冬は乾燥して晴れの日が多いです。

春(3月~5月)

だんだん温かくなります。平均気温は13℃から20℃くらいまで上がります。

夏(6月~8月)

蒸し暑く、平均気温は27℃から35℃ですが、最高気温は38℃と暑いです。

秋(9月~11月)

気温は24℃から14℃くらいまで下がります。猛暑が終わって、涼しくなります。

冬(12月~2月)

平均気温は6℃から9℃と暖かいですが、乾燥しています。

出典:気象庁 過去の気象データ検索 大阪(大阪府) 2023年(月ごとの値)



金沢市(石川県)

金沢は曇りの日が多いこと有名です。夏は暑くて湿度が高くて、冬は雪が降ります。

春(3月~5月)

平均気温は10℃から18℃くらいまで上がります。


夏(6月~8月)

雨が多く、湿度が高いです。平均気温は22℃から30℃くらいです。

秋(9月~11月)

平均気温は30℃から17℃くらいまで下がります。

冬(12月~2月)

雪が降ります。平均気温は4℃から7℃くらいです。


 出典:気象庁 過去の気象データ検索 金沢(石川) 2023年(月ごとの値)


那覇市(沖縄県)

沖縄の那覇は、一年中暖かいです。
夏もすごく暑くなるわけではなく、他の都道府県と比べて35℃を超える日が少ないです。
冬も暖かいので寒いのが苦手な人にとっては快適ですが、台風の影響を受けやすいです。

春(3月~5月)

3月から海水浴ができます。平均気温は20℃から24℃くらいと大きな気温の差がありません。

夏(6月~8月)

台風が来ます。平均気温は27℃から29℃くらいです。

秋(9月~11月)

台風が来ます。平均気温は28℃から22℃まで下がります。

冬(12月~2月)

平均気温は20℃から21℃くらいです。暖かく、雪は降りません。

出典:気象庁 過去の気象データ検索 那覇(沖縄県) 2023年(月ごとの値)

温暖化の影響

最近では温暖化の影響で、日本各地で季節ごとの平均気温が上がってきています。
特に夏の気温は高くて、熱中症のリスクも高まっています。
冬も以前より温暖な日が増える場所や、雪の量が減る場所があります。
 
それでもまだ季節の気温の差はあります。

最後に

日本では、季節があることできれいな景色が見られて、色んな美味しいものが食べられます。
しかし、季節の変わり目は体調を崩しやすくなります。
普段から体調管理することも大事ですが、特に季節の変わり目は気を付けてくださいね。
そして健康な状態で、日本の季節を楽しみましょう!
 
出典:
気象庁 公式Webサイト
日本医師会 健康ぷらざNo.548 「雨の日に体調が悪くなる – 天気病」
医療法人社団創造会 予防医療センター 「気象病」の症状と対策 ‐ 天気や気圧による体調不良対策 - 

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