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日本の祝日と年中行事を楽しもう

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日本人はあまり休まないというイメージを持っている外国人が多いかと思います。
しかし、意外かもしれませんが、日本には祝日が年に16日もあります。
これは外国に比べると多い方です。
 
さらに日本には、お盆(おぼん)や節分(せつぶん)など、昔からさまざまな年中行事が行われています。
 
日本にしかない独特の行事が多いので、日本の生活を楽しむヒントになるかもしれません。
この記事では、日本の年中行事と祝日の過ごし方や楽しみ方について紹介します。

日本の祝日

まず祝日について紹介します。祝日はそれぞれ意味があって祝日になりました。
特別なお祝いや楽しみ方が無い日もあります。

元日(がんじつ):1月1日

元日は、年のはじめを祝う日です。
おせち料理やお雑煮を食べたり、神社に初詣(はつもうで)に行ったりすると、日本の新年の文化を楽しめるでしょう。

成人の日(せいじんのひ):1月の第2月曜日

成人の日 は、20歳の大人になった若者を祝う日です。
成人の日には、地域ごとに成人した若者を祝う「成人式」が行われます。
この日、街に出かけると、着物やスーツを着た成人を見かけるかもしれませんよ。

建国記念の日(けんこくきねんのひ):2月11日

建国記念の日は、日本という国ができたことを祝う日です。
日本の歴史について調べてみたり、神社で行われるイベントに参加してみたりして、日本の文化を楽しむのもおすすめです。

天皇誕生日(てんのうたんじょうび):2月23日

天皇誕生日は天皇の誕生を祝う日です。
 
この日は、天皇のお住いの皇居の中にある広場で「一般参賀(いっぱんさんが)」が行われます。
参加者が天皇皇后両陛下に対してお祝いの気持ちを表します。

春分の日(しゅんぶんのひ):3月20日または21日

春分の日は、昼と夜が同じくらいの長さになると言われています。
 
冬の間は太陽が出る時間が短いです。
春分の日が過ぎて、昼が長くなると、春が近づいていることを感じることができます。
 
また、春分の日の前後3日間は、彼岸(ひがん)という先祖に感謝をする期間です。
日本では、家族でお墓参りに行って、仏壇にお供え物をします。

昭和の日(しょうわのひ):4月29日

日本には年号があります。年号は年代ごとについている名前です。いま2024年の年号は「令和」です。
 
「昭和」は1926年12月25日から1989年1月7日までの間の年号です。
(1989年1月8日からは「平成」です)
 
昭和の日は昭和の時代を思い出すための日です。
 
昭和時代は、日本では戦争がありました。戦争が終わってから、東京オリンピックや万博のような世界的なイベントが行われるまで復興した時代です。
 
昭和時代のものが置いてある博物館に行くと、日本の生活の変化を知るきっかけとなるかもしれませんね。

憲法記念日(けんぽうきねんび):5月3日

憲法記念日は、日本の憲法が作られたことを記念した日です。

みどりの日:5月4日

みどりの日は、自然に感謝する日です。
この時期は暑すぎず、寒すぎないので、アウトドアやハイキングをするのにちょうどいい時期です。 

こどもの日:5月5日

こどもの日は、こどもの幸せを願うこと、そして産んでくれたお母さんに感謝をする日です。
 この日には、「こいのぼり」を飾る習慣があります。
これは、流れが強い川でも元気に泳ぐコイのように、子どもたちがたくましく元気に育ってほしいという願いが込められています。

海の日:7月の第3月曜日

海の日は、海に感謝する日です。
ちょうどこの時期には、「海開き」があり、夏の終わりまで海水浴場で泳げるようになります。

山の日:8月11日

山の日は、山に感謝して、山に親しむ日です。
ハイキングやキャンプなどに出かけると、山のことを考えるきっかけにつながるでしょう。

敬老の日(けいろうのひ):9月の第3月曜日

敬老の日は、高齢をお祝いする日です。
日本では、家族が集まっておじいさんやおばあさんにプレゼントを渡したりしてお祝いをする習慣があります。

秋分の日(しゅうぶんのひ):9月22日または23日

秋分の日は、先祖に感謝して、亡くなった人々を思う日です。
春分の日と同じく、前後3日間は彼岸(ひがん)で、お墓参やお供え物をします。
スポーツの日:10月の第2月曜日
スポーツの日は、スポーツを楽しんで健康的な体づくりをしようという日です。
10月は暑すぎず、少しずつ涼しくなっているので、スポーツをするのにちょうどいい時期です。

文化の日(ぶんかのひ):11月3日

文化の日は、自由と平和を愛し、文化に親しむ日です。
美術館と博物館だけじゃなく、いろんな場所でアートのイベントが開催されています。
勤労感謝の日(きんろうかんしゃのひ):11月23日
勤労感謝の日は、働く人々に感謝をする日です。

出典:内閣府「国民の祝日について

日本の年中行事

次に日本の年中行事を紹介します。行事によっては、お祭りのように盛り上がります。
祝日としてお休みになることはないですが、年中行事は他にもあります。

節分(せつぶん):2月3日

節分は、冬から春への季節の変わり目に、悪いものを追い払おうという日です。
 
節分では、「豆まき」が行われます。
昔から鬼が悪ものとされていて、豆を投げて追い払うという習慣が今でも続いています。
 
豆まきに加えて、「恵方巻き(えほうまき)」という寿司を食べる習慣もあります。
その年の縁起のよい方向を向いて、何も話さず食べると願いが叶うと言われています。

バレンタインデー:2月14日

日本でもバレンタインデーの習慣があります。
元々は女性から好きな男性へチョコレートをあげる日でした。
最近では、自分へ買う「ご褒美チョコ」[松坂1] のように、日本にしかない文化もあります。

ひなまつり:3月3日

ひなまつりは、女の子のすこやかな成長と幸せを願う日です。
家では、数日前から「ひな人形」と呼ばれる人形を飾ります。
当日は家族みんなで「ちらしずし」などの伝統的な料理を食べて過ごします。

ホワイトデー:3月14日

ホワイトデーは、男性がバレンタインデーのお返しをする日です。
チョコレートやマシュマロ、花などがよく贈られます。
 
ちなみに、ホワイトデーの文化は日本で始まったそうです。
日本にはいただいたものにお返しをする文化があるからだとか。

母の日(ははのひ):5月の第2日曜日

母の日は、お母さんに感謝をする日です。
日本では、お母さんに日頃の感謝の気持ちを込めて、カーネーションを渡す習慣があります。
他にも手紙やお菓子などのプレゼントを渡して、家族で大切な時間を過ごします。

父の日(ちちのひ):6月の第3日曜日

父の日は、お父さんに感謝をする日です。 
母の日と同じく、手紙やビールなどのプレゼントを渡して、家族で大切な時間を過ごします。

七夕(たなばた):7月7日


七夕は日本にある伝説に関係する日です。
 
その伝説は、織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)の話です。
2人は年に1度、この七夕の日だけ、天の川を渡って会うことが許されていました。
 
昔からこの日には、織姫と彦星が人々の願いを叶えてくれるという言い伝えがあります。
そのため、七夕には短冊という紙に願いごとを書いて、笹の葉に飾る習慣があります。
 
七夕が近づくと、街中の色んな場所で笹の葉や短冊を見ることができます。
自由に短冊を書けるところもあるので、試してみてくださいね。

お盆(おぼん):8月13日〜16日

地域によって変わりますが、お盆の期間はだいたい8月13〜16日です。
(東京など関東では旧暦7月13〜 15日のままお盆を行う地域もあります)
 
お盆には、亡くなった先祖が一時的に家族のもとに帰ってくると言われています。
そのため、家族が集まって、お墓参りやお供え物をする習慣があります。

ハロウィン:10月31日

ハロウィンの日は、日本でも仮装をしたり家でパーティーをしたりします。
部屋の飾りつけをしたり、コスプレをしたりして、楽しむ人が多いです。
クリスマス:12月25日
クリスマスはキリスト教のお祝いですが、日本でも人気があります。
クリスマスシーズンになると、街中にきれいなイルミネーションやクリスマスツリーが飾られます。

大晦日(おおみそか):12月31日

大晦日は、その年の終わりを祝う日です。
 
大晦日には、お寺で除夜の鐘(じょやのかね)を108回鳴らすという伝統的な行事があります。
 
仏教では、人の煩悩(悩んだり苦しませる原因になるもの)は108個あると言われています。
そのため、鐘を鳴らすごとに一つずつ消して、来年は幸せな一年を過ごそうという願いが込められています。
参拝者も鳴らすことができるお寺もあるので、気になる人はチェックしてみましょう。
 
家では、「年越しそば」を食べたり大晦日の特別番組を見たりして、家族でゆっくりとした時間を過ごします。

最後に

日本にはさまざまな祝日と年中行事があります。
 
その日がある理由や、過ごし方について知ると、もっと楽しめるのではないでしょうか。
さらに日本の歴史や文化を知るきっかけにもなりますよ。
 
日本の祝日と年中行事を通じて、日本の生活をもっと楽しんでくださいね。


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