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日本の面接 よく聞かれる質問は?

日本で就職活動をするときは、応募先の企業の担当者と面接があります。
面接では、面接担当者があなたへさまざまな質問をします。
質問の内容はある程度決まったものもあります。そのため、面接の前に自分の考えをまとめておくと、面接のときもスムーズに答えられるでしょう。
 
この記事では、面接でよく聞かれる質問をまとめています。面接の準備の参考にしてくださいね。


面接でよく聞かれる質問

志望動機

志望動機は、どうしてその会社で働きたいかという質問です。この質問は必ず聞かれます。
面接までに、自分の言葉で話せるように練習するといいでしょう。
 
もし考えるのが難しい場合は、

  • 学校で勉強したことや経験が活かせるかどうか
  • スキルアップができるかどうか
  • 母国とのつながりがあるかどうか 

という視点から志望動機を考えるのもいいでしょう。

経歴

経歴とは、学歴や職歴のことです。
「経歴について教えて下さい」と言われたら、簡潔に説明しましょう。

  • 学歴
    大学名と学部、そして専攻を伝えます。面接の担当者によっては「なぜ、その学部を専攻したのか」「研究テーマは何か」といった質問をされることもあるでしょう。今まで勉強したことをまとめておけば、スムーズに答えられます。
  •  職歴
    社名や経験職種、年数などを伝えます。アピールできる実績や成果があるなら、具体例をあげて紹介しましょう。いくつかの会社で働いていた場合は、「これまで2社で働きました」と働いた会社の数を言うと良いでしょう。

職歴や学歴は在留資格にも関わることなので、詳しく聞かれる場合が多いでしょう。

日本で働きたい理由

日本で働きたい理由を面接で聞かれるケースは多いです。
「日本に興味があった」とか「日本の技術を学びたい」といったあいまいな理由では、面接で良い印象を与えられません。
 
興味がある場合は、どんなところに興味があるかを伝えましょう。
技術を学びたい場合は、どの分野で、なぜその技術を学びたいかを伝えましょう。
「〇〇は、日本の会社の技術が世界でもトップです。今までの経験を活かして最先端の分野に携わりたい。」などと説明するといいでしょう。
 
具体的に話をすると、面接担当者にも伝わりやすくなります。


日本語力と日本語の学習歴

日本で働く場合、どれだけ日本語が話せるか、理解できるかが重視されます。
 
いつから、どれだけ日本語を勉強したかどうかを質問されることもあるでしょう。
「〇年間、地元の日本語学校で勉強しました」
「〇年間独学してから来日し、働きながら勉強しました」のように具体的に伝えるといいでしょう。
 
日本語の資格試験に合格している場合は、合格したレベルも伝えるといいでしょう。


日本で働きたい希望の期間

永住権を取得しない限り、外国人が日本で働くためには定期的に在留資格を更新する必要があります。
さらに企業もできるだけ長く働いてくれる人を採用したいです。
そのため、どのくらい日本で働きたいと考えているかを聞かれることも多いです。
 
もし永住権を取得したいと考えている場合は、あわせて伝えると、「長く一緒に働いてもらえる人材かもしれない」と思ってもらえるでしょう。
とはいえ、思ってはいないことを答える必要はありません。

仕事や会社への希望について

  • 働きたい場所
  • 希望の年収
  • 入社できる時期

 など、会社への希望も聞かれます。
 
日本全国に支店がある会社の場合は、どこで働きたいか希望を聞かれることもあるでしょう。
転職の場合は、希望の年収や入社できる時期も聞かれることもあります。
面接前に自分の考えをまとめておくといいでしょう。


面接の注意点

  • 開始時間に遅れない
  • 服装や身だしなみをきちんとする
  • 面接中はていねいな話し方をする
  • わからないことがあれば、確認する

 
開始時間の5分前には会場に着くようにしましょう。万が一、遅刻する場合は、必ず電話で連絡しましょう。
 
服装は、指定が無ければスーツを着て行くのが良いでしょう。
私服で良い場合でも、しわや汚れがある服は着ないで、清潔感がある服装を心がけましょう。
 
面接中は、ていねいな話し方をしましょう。
日本語にまだ自信がない人は、ゆっくり話しても大丈夫です。早口になるより、ゆっくりでもていねいに話せる方が相手に伝わります。
 
面接中に、面接担当者の言ったことが聞き取れなかったり、理解できなかったりすることもあるかもしれません。そのときは、聞き返しましょう。わからずに答えるのは良くありません。


面接が不安な場合

日本で初めて就職活動をする外国人は、面接が不安だと思います。
 
留学生の場合、学校の就職サポートを利用すれば面接の練習ができるでしょう。
学校以外では、ハローワークでも面接練習を利用できるでしょう。
ハローワークは日本全国にある仕事に関する相談窓口です。
東京・大阪・名古屋・福岡には、外国人専用の「外国人雇用サービスセンター」があります。


まとめ

面接はほとんどの人が緊張するものです。緊張しても答えられるように、良く聞かれる質問はしっかり練習しておくといいでしょう。
 
面接は、企業があなたをどんな人かを確かめるだけではなく、あなたも企業のことを知る場でもあります。
よく聞かれる質問を紹介しましたが、企業について気になることがあれば面接の場で質問しましょう。

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